どうしてGA4は使いにくいの?

どうしてGA4は使いにくいの?

サイトを良くしたい企業・ウェブ担当者Googleの狙いのずれを乗り越えて

NEW! Vol.808「探索」はGA4活用のハイライト!

2023年6月30日、これまで多くの企業ウェブサイトが使ってきたアクセス解析サービス「UA」(旧Googleアナリティクス)がデータ取得を停止します。

代わって登場するのが「GA4」。Googleアナリティクスの第4バージョンという名前ですが、UAとGA4は機能も使い勝手もまったく異なるためまた使い方を覚えなければなりません。一見「消えてしまった」レポートも多く、サイト運営の一貫性が保てなくなることも心配です。

GA4にはUAで蓄積してきたデータが引き継がれないため、すべてのサイトのデータがゼロから再度蓄積になります。長年UAを使ってきた人がそのデータを失うことになります。企業が自分のサイトを運用して蓄積したデータはその企業の財産ですが、それが簡単に消えてしまうことに大きな違和感を覚えざるを得ません。

なぜGoogleはそんな大ナタを振るったのか? GA4は何をする道具なのか? 私たちは相変わらず「企業ホームページの効果を高める」ことをしなければなりません。

残念ながら世の中には、Googleの考えたGA4は良いものだ、こんなことができるようになったのだ! と伝えるだけのネット記事や書籍が増えています。それでは企業サイトには役に立ちません。この記事では、

自社サイトを良くしたい企業ウェブ担当者さんや、顧客企業サイトの効果を高めたい制作会社さんのために、GA4の解釈の仕方、サイト改善への活用方法を交えながら、分析→改善の考え方と具体的な方法をお伝えすることにしましょう。

「どうしてGA4は使いにくいの?」もくじ

01GA4はいつ導入すれば良い?

02GA4の機能を一覧してみよう

03GA4の詳細項目を見ていけば、その「哲学」が分かる

04GA4が対象とするのは広告でがんがん集客する会社

05だからGA4は「月次」の考え方を持っていない

06それでも企業は月次でサイトを分析しなければならない

07GA4で月次でデータを取る方法

NEW!08「探索」はGA4活用のハイライト!

09「探索」を実際につくってみましょう

10GA4の導入時に何を準備し、どんな設定をすれば良い?

11サイトを改善するとは何をすることでしょう

12「サイト構成表」を持っていますか?

13GA4の導入、まずは「集客」「説得」「目標」を考えよう

14「集客」 全部で何人来たかは大切なことではない

15「説得」 GA4で目標貢献度の高いページ/低いページを知る

16「目標」 サイトの目標はいくつありますか?

17お問い合わせを増やすために、GA4でできること

18GA4で、サイトの「売上価値」をカウントしてみましょう

19GA4とサイト構成表で「ブランディング価値」をカウントしましょう

20月次でサイトを見て細かな変化に気づくために

21何もしないでGA4の数字だけ見ていても、結局何もわかりません

22GA4で「精読率」を測ることはできますか?

23四半期単位でサイト評価したい

24GA4でページ遷移は分かりますか?

25GA4の「エンゲージメント率」って何?

26GA4を使ってサイトを改善するために欠かせない3つの手順