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ウェブって本当に成果が出るの?とご心配の方へ問い合わせ増の成果事例

多くの会社がウェブサイトでのお問い合わせ率が0.1%(訪問数1,000人でお問い合わせ1回)という率となっています。普通に言えば、こんな低い率が許されるはずはないのですが、実際にこの数字が最も多く見られる数字です。

これは、多くの会社がウェブの効果を信じていないことが原因のように思います。成果が出ると思っていない、期待していないのです。ウェブから目立った成果が上がった経験がないので、期待値が低いのは当然かもしれませんが、それではいけません。

実際にはウェブは次のように成果が出るものです。私たちが担当したサイトの実際の例を少しご紹介しましょう。

普段の60倍のお問い合わせが来た!

ある大阪の専門商社様のサイトでは、月に2件くらいのお問い合わせがありました。ある時、東京の展示会に出展するために、ブースで配布する特別の資料を作成したというので、「ではそれをホームページに載せましょう」と言う話にしました。

全ページにその資料の内容を告知し、お問い合わせフォームのページにも「この資料がもらえます!」と入れました。展示会までの2週間の期間限定の企画になりましたが、その2週間に何と120件ものお問い合わせがあったのです。単純計算で普段の60倍です。

これはウェブサイトの工夫でも何でもありません。「お客様がほしいと思う資料を載せた」というだけのことです。でも、お問い合わせを増やすためには、結局それが最短距離なのかもしれませんね。

電話番号を載せたら、商品が3倍売れた!

東京のシステム会社の新製品サイト。お問い合わせが一向にありません。分析してみると、お問い合わせフォームは多くの人が見ていたのですが、フォームを書く人がいません。フォームを見た後、離脱するわけでもなく、また商品ページに戻ってうろうろしています。

なんだか、店員に話しかけたいのに勇気がなくてもじもじしているお客様のような態度です。比較的年齢層の高い方々で、フォームを記入するのが苦手なのかもしれません。そこで、この商品サイトの全ページに電話番号を入れましょう、とお伝えしました。

電話番号を入れるのはウェブでは簡単なことですが、会社にとっては簡単なことではありません。誰がどう電話をとって、どう話をつなぐか、仕組みづくりの話になります。その会社でも電話番号を入れるのにほぼ半年かかりました。

でも、電話番号を載せたとたんに電話でのお問い合わせがどんどん入り、商品の実売が3倍になったのだそうです。