スマホ/パソコン×新規/リピーター×集客チャネル、3つのクロスで
どの集客施策が効果が高いか、直感的につかむことができます。

「自然検索の効果は高いが、リスティング広告はイマイチでした」といった結果の場合、気になるのは「それはスマホの場合？ パソコンだと違うんじゃないの？」といったセグメントの違い。スマホで新規で検索から来た訪問者、という、3つのクロスで見なければ、本当に効果の高いのはどの集客施策なのか、特定することは難しいと言えます。

Googleアナリティクスでは、2つまでのクロスは「セカンダリディメンション」機能でつくれますが、3つのクロスをとるのは大変です。

左図の「効果の高い集客施策」レポートでは、青い外円が集客数を反映し、黄色い内円がゴール数を反映しています。外円と内円の半径基準は異なりますが、外円に対して内円が大きく青い縁が見えないものがゴール貢献度の高い施策であると誰の目にも明らかになります。

すべての集客施策を集客数とゴール数から詳細に俯瞰

上図のサンプルデータは実在のサイトから作成したものですが、スマホでもパソコンでも、リピーターのゴール到達率が非常に高いことが分かります。新規訪問者では、スマホで自然検索で訪れた人のゴール到達率ややや低くなっており、ここを改善できれば集客が多い分効果が高いと考えられます。

一方、スマホで新規の人ではリスティング広告のゴール決定率が高くなっています。この円はサイズが小さいので、もっとリスティング広告に予算をあて、集客を増やせばゴール数を増やすことができるのではないかと仮説できます。

手を打てば、次月のレポートに反応が現れます

実数をもとに作成されているこのレポートは、施策を反映して刻々と変わっていきます。スマホで自然検索での訪問者に対して、興味をもちやすい内容をページ上部に表示し、そこからゴールへ誘導するといった対策を打てば、翌月の黄色い円は大きくなっているでしょう。リスティング広告の予算を増やせば、その集客が増えて青い円が大きくなり、それにつれて黄色い内円も大きくなることが期待されます。毎月の施策により、変動が現れるこの施策管理レポートは、次月どんな手を打つかを判断するための見取り図となるでしょう。