ウェブ担当者レベルアッププログラム
必要なのになぜか誰も持っていないファイルの中身とは?
ここではクラスルームがご提供するたくさんの「財産」の中から、代表的な資料についてピックアップして、その意義についてご説明しましょう。
サイト構成表はSEOを含むすべての運営の基本
まずはエクセルのファイル「サイト構成表」です。これは1ページ1行ずつ、どんな内容のページで、どんなキーワードが掲載されていて、どれだけのアクセスがあるかを示すものです。
この表を見れば、「今わが社のサイトには何ページあるのか」といった基本的な情報が簡単に分かります。次のリニューアルの予算に関わる情報ですから、これは不可欠です。
アクセス数も入っていますから、見せたいページが思うように見られていないといったことも全部分かります。多くの会社がSEO対策を行って集客を強化したいと考えていますが、この表を見れば、どこにどんなキーワードが出てくるかがすべて分かります。どのページが今どれだけ集客しているか? どれだけ逃がさずに次のページに誘導できているか? SEO対策を行う前に持っていなければいけない財産、それが「サイト構成表」なのです。
サイト構成図があれば、
お問い合わせ数を伸ばす方法も検討できる
サイト構成図はホームページ全体の地図です。各ページの絵とタイトルが表示された上に、アクセスの多いページ、集客の多いページ、ページからページへの動線、お問い合わせへの誘導が多いページなど、重要なアクセス情報が図示されています。
この図を社内の会議にかければ、これまでウェブに関心が薄かった役員や事業部も、ひと目でサイトの現状を理解できます。「こっちに矢印がないのはどういうことだ?」と役員が食いついて、やっとサイト変更の予算がとれたと言うウェブ担当者もあるほどです。
更新記録表は、施策評価の道しるべ
ウェブでは多くの施策を行い、目標に向かって改善を繰り返します。行った施策がどれだけ効果があったのかが分かれば、「効果のあった施策」を横展開し、「効果のなかった施策」をやめることができます。次第に「効果のあった施策」を実施できるので、ウェブはより確実に成果を高めることができます。いわゆる打率の高いサイトができるのです。
多くの会社で施策を行いますが、その記録をとっていないために「あれ、あのバナーはいつ掲載したっけ」「〇〇新聞に広告を出したのはいつだったかな」と分からなくなります。その結果、アクセス数やお問い合わせ数が伸びていても「何が効いたのか」分かりません。
「更新記録表」はただ日付がずらりと入っただけの、単純なエクセルのファイルです。ウェブ担当者は、サイトを更新したら必ずブラウザーでページを確認します。その際にブラウザーのアドレス欄からページのURLをコピーしてこのエクセルに貼り付けるだけ。この簡単なひと手間で、「いつ行ったこの施策が効果があった」という、一番大切なノウハウが手に入ります。
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クラスルームを受講すると、こうした基本的な情報ツールがすべて紙出力とデジタルデータで入手できます。常に向上するウェブ運営は、ここから始まるのです。