未経験者でもホームページの成果を出せる勉強法があります!

今、「ホームページの家庭教師」を始めています。企業のウェブ担当者は人事異動で突然担当になるので、ホームページについての知識がほとんどないのが普通です。制作会社の知り合いもおらず、もちろん自分でページを作成することはできません。

それでも数年後には「そろそろリニューアルをしなければ」と社長や専務が言い出して、担当者が予算組みから外部交渉までしなければいけないのですから大変です。

その具体的な仕事について、学んでいただかなければみんなが困ってしまいます。制作会社だって困ります。担当者が何も知らない方が仕事がしやすいなんて不届きな制作会社もありますが、何も知らないということは予算も作れないのですから、結局、制作会社にとっても良い仕事にはなりません。

だから、少しずついろいろな会社さんで担当者の家庭教師を始めています。ホームページのリニューアルで効果を出すための手順というのは、かなり確かな方法が分かってきましたから、それを順番にお知らせしています。

そうしたことを学ぶためには、リニューアルについて頼りになる本を探したいところなのですが、なかなかありません。

本屋さんに行くと

A)ウェブの専門家(ディレクターやデザイナー、プログラマー)を育てる本
B)企業のウェブ担当者向けの本

がありますが、たいていは(A)の本です。専門家になろうという人しか高い本を買わないから仕方ありません。

(B)の本もないことはありませんから、探してみてください。ただし、良い本はあまりありません。必ずこんな順番で書いてあります。

 1)作成するホームページの目的を決めましょう。
 2)制作会社を3社呼んで、見積りをとりましょう。
 3)決まった制作会社にスケジュールと内容提案をもらいましょう。
 4)制作会社が出してくるデザインや原稿をチェックしましょう。

実際にこれが書いてある本を持っていますが、まったく役に立ちません。なぜなら、初めてホームページに取り組んでいるのですから、

 1)目的なんか決められるはずがない
 2)どの制作会社に声をかけたらいいのか分からない
   見積りのための条件を決められない
 3)制作会社が出してくる内容が、会社の意図にあっているか分からない
 4)デザインや原稿をどう評価したらいいのか分からない

のが自然です。私が家庭教師をさせていただいているウェブ担当者さんもすべてこの状態です。

どうしてこんな役に立たない本ばかりあるのかと言うと、書いている人が全部制作会社の人だからです。だから、制作会社が来社する前に何を準備すれば良いか、書いてくれないのです。「何も準備しないで私たちに任せてください」というのが制作会社の基本姿勢ですから。

しかし、安心してください。初心者だということはハンデにはなりません。なぜなら、制作会社だってたいていの会社は、正しいホームページの効果の出し方を知りません。

「効果的なホームページを作成しますよ」と提案する制作会社は多いですが、
「月に30件のお問い合わせを獲得して月1件ずつ契約がとれるようにします」と提案する制作会社は皆無なのですから。

本当はそんな制作会社では困るのです。
メーカーであれば、機能を約束し、その機能を実現できる製品を納入するでしょう。常識です。ところが、制作会社は機能を約束せず、その機能が実現できるものを納品しません。

この連載でお伝えする順番で作業をすれば、必ず制作会社と互角に渡り合い、良いリニューアルを行えるようになります。

リニューアルは2年後ですか? 1年後ですか? いちおう1年後にリニューアルという想定で、では次回から、準備運動を始めていきましょう。