ウェブの疑問やアイデアと猫写真満載のブログ、はじめます

最近、中小企業のウェブサイト制作やリニューアルの案件が増えている。

中小企業の場合、社長や役員、部長との打ち合わせになることが多い。どんなウェブサイトを作りたいかという話を聞くことは稀で、会社の本質や経営者が会社をどうしていきたいのか、といった話に発展することも多々。

そうした話の中で疑問に思うことや、ウェブサイトに関するアイデアを思いつくことも増えた。

増えてきたのはウェブサイトの打合せだけではない。
猫の写真が毎週数百枚単位で増えていて、使い道に困っている。

私は猫の写真を撮るのが好きなのだ。ほぼ毎週、猫が多く住む四国や滋賀まで行って一日中カメラのシャッターを押している。試しに猫写真のコンテストに応募してみたところ、入賞したので最近ますます調子づいている。コンテストに入賞した写真はこちら。

そんなわけで、このブログでは、ウェブサイトに関する疑問やアイデアを書き綴りながら、その話に猫を無理やり関連づけて写真を紹介するということにチャレンジしてみたい。

打合せ中に思いついたアイデアの数々も、猫写真も、誰かの役に立つ日がようやく来たのである。

記念すべき第一回目は、「ウェブサイトって本当に必要なの?」という話から

ウェブサイト制作の打合せをしていると、10社に1社くらいの割合で

うちみたいな会社、ホームページを作っても誰もみてくれないでしょうけど

という言葉を耳にすることがある。

ウェブサイト制作の打合せの場で、なかなか破壊的な発言ではあるが、念のために日本の企業の実態をおさらいしておきたい。

総務省が毎年出している白書の中に企業のホームページ開設率というものがある。調査によれば、平成29年度で89.6%となっている。100社のうち89.6社までがウェブサイトを開設しているということだ。

産業別では最も開設率が低いのが運輸業・郵便業で84%、次に低いのが製造業で88.8%。最も開設率が高いのが情報通信業で98.3%、次に多いのが金融・保険業で98.2%。会社規模でいうと、従業員数が多いほど開設率が高く、少ないほど低いという結果になっている。

ウェブサイト開設の目的は「会社案内、人材募集」が圧倒的に多い。

実際、私の知り合いの企業の調査会社の調査員たちも

ウェブサイトは必ずチェックします。会社によってはホームページがない会社とは取引しないというところもありますからね

と言う。開設率の89.6%は未だ低い状態と言ってもいいかもしれない。

ホームページを作ったら年間で2,000以上のユーザーが見にくる

ウェブサイトの開設率が9割近くというのは統計上の実態であり、「ウェブサイトを作ってもみてくれないのでは」に対する答えではない。

ミルズでこれまでみてきたウェブサイトのデータの中で、もっとも規模の小さなものでも1日あたり10を超えるユーザーが見にきている。30日で300ユーザー、1年365日だと3,650ユーザーとなる。このうち、知っている人など”身内”が30%いたとしても、年間2,555のユーザーが見にくる計算になる。

私のこれまでの経験において、ウェブサイトを開設したが訪問者が訪れなかったケースは見たことがない。もしあるとするなら、それは意図的にGoogleのデータベースにウェブサイトを登録させないという設定をしているような場合だろう。

なので、「見てくれないのではないか」の答えはノーで、必ず誰かが見にくると思っていただいていい。そして年間にすると数千人という、営業マン顔負けの数になることも覚えておいていただきたい。

本当の問題はそこではない。気にすべきは、見にくるか否かではなく、誰が見にくるかという点だ。数千人が訪れると言っても、御社の仕事と無関係の人ばかりが訪問したのでは意味がない。実際にアクセス解析をしてみると、関西が商圏の会社なのに訪問者の80%以上が商圏ではないエリアからのアクセスということもある。

たくさんの人が見にくるかどうかより、誰が見にくるかが肝心

一般的に、ウェブサイトにやってくるユーザーの60%は検索エンジンを経由する。小さな会社ほど検索エンジンからの訪問率は高い傾向があるので、80%を超えるようなケースもある。

なので、どんな訪問者が多いかは、検索エンジンのどんなキーワードでそのウェブサイトが紹介されるかに左右されるところが大きい。

社長の挨拶の中で「私は猫の写真を撮るのが好きです。とくに猫の島に行って・・」などと猫の話ばっかりを書いていると、Googleがそのページを猫に関するページだと認識してしまい、猫好きな人ばかりがウェブサイトに来るというようなことが起こる。

アクセス解析が使える場合は、直帰率という指標を見る方法がある。直帰率というのはミルズの石井研二氏が作った言葉で、1ページしか見ずに帰った訪問者の割合を指す。

一般的な企業ウェブサイトの直帰率の目安は60%以内なので、その数字を極端に上回っているような場合には、そのページの中に猫ばかりが登場していないかチェックすることも大切だ。

ホームページがあれば必ず人はやってくる。問題はその数より、誰が来ているかという点だ。

猫なら何でもいいのか?撮りたい猫を狙って撮るのか

実は猫の写真を撮る時にも同じことが言える。猫の写真を撮り始めた頃は、とにかく猫なら何でもよかったので、こんな写真を撮って喜んでいたものだ。

ところが、撮りたい写真が明確になってくると、そこに登場すべき猫は限られてくる。

例えば下の一枚。強面な顔と花を組み合わせてインパクトのある絵を作りたかったので、ここに登場すべきは強面のボス猫でなくてはいけない。

ウェブサイトも猫写真も、単に「あるだけ」「撮るだけ」では意味がないのだ。

ウェブサイトなら、来て欲しい人は誰なのか、その人に来てもらうにはどうすればいいか、を議論したい。
猫写真なら、どんな猫をどのように撮りたいのか、をイメージして撮影に挑みたい。

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